
Interview:HIBRID ENTERTAINMENT (Jin Dogg、Young Yujiro、WARKAR、3ch)
Jin Dogg、Young Yujiro、DJ BULLSETを中心に、これまでMIXTAPEやMVで作品を発表してきたレペゼン大阪のHIBRID ENTERTAINMENT。現行のHIPHOPシーンで主流となったトラップ・ミュージックを、生まれ育ったフッドの感性と言葉で再構築したその音楽は、ここ数年で瞬く間にリスナーの耳をかっさらい、彼らは日本中にピリピリとした刺激を与える存在となった。 そしてついに、HIBRID ENTERTAINMENT初のオフィシャルアルバム『HIBRID OR DIE VOL.1』が9月12日(水)にリリース。客演には韻踏合組合からERONE、HIDADDY、遊戯、そしてMonyHorse(YENTOWN)、WILYWNKA(変態紳士クラブ)、Young Coco、Cz TIGER、JAGGLA、Fresh Dude Crew(23vrsz & Kenayeboi)といった地元の新旧アーティストに加え、東京からはSEEDAらも参加。それも2枚組・全32曲という圧倒的なボリューム感だ。 関西のHIPHOPシーン及び、日本のトラップ・ミュージックの新たな扉をこじ開けようとしているHIBRID ENTERTAINMENTが、このアルバムで提示するものとは? そして彼らが見据えるHIPHOPの未来とは? Jin Dogg、Young Yujiro、WARKAR、3chの4人に話を聞いた。自分らの“名刺代わり”として、ちゃんとしたアルバムが必要なんじゃないか(Young Yujiro)
——HIBRID ENTERTAINMENTとしてインタビューを受けるのは、今回アルバムがリリースされるまでは無かったですか? Jin Doggさんはソロで何度か受けていると思いますが。 Jin Dogg そうですね、僕は何回か受けてます。 ——貴重な機会なので、アルバムの話はもちろん、HIBRID ENTERTAINMENTの成り立ちや、みなさんの関係性などについてもお伺いできればと思います。まず、『HIBRID OR DIE VOL.1』はCD2枚組で全32曲、このボリューム感はすごいですね。これは制作が始まる段階でイメージしていたのか、作っていく中でこのボリュームになったのか、どちらですか? Young Yujiro 元々、Jin DoggはHIBRID ENTERTAINMENT(以下、HIBRID)がまだ無いころから僕のスタジオに来てレコーディングをしていて。その時からジャケットやビデオをやってくれてるのがWARKARで、ミックステープのDJがBULLSET。最初はその4人の体制で始まって、月に何曲かできるようになった中から、“アホばっか”などをシングルでリリースしてきました。そこから3chも合流して、彼もスタジオを持っていたので、そこにYoung CocoやFresh Dude Crew、MonyHorseらが集まっていった。そうやって2つの場所からどんどん曲ができていったんです。あとはHIBRIDでライブブッキングが増えてきたので、自分らの“名刺代わり”として、ちゃんとしたアルバムが必要なんじゃないかと思って。アルバムのイメージはラフ・ライダーズ。スウィズ・ビーツ主導でコンピレーションが何枚か出てるんですけど、そんなイメージです。



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