
文化遺産とカラフルなドレスで華やいだ5日間
これまでにも幾度となく伝えてきたが、ベルリンはヨーロッパ諸国におけるファッションシーンにおいてメインストリームとなり得る街ではない。新進気鋭の若手デザイナーの活躍が目覚ましいウクライナなどの東欧に負けているのではないか? と思ってしまうが、そこはフィールドがまた違うと考えたい。 では、ベルリンのファッションウィークとは一体どのようなものなのか? 大きくファッションショー、グループエキシビジョン、トレードショーに分かれており、関連イベントも含めたら数え切れないほどの催しがベルリンの至るところで同時開催されているのだ。現在日本でもかなり話題となっているカルチャーマガジンから生まれた032cもセレクトショップ“The Store“でイベントが開催されていた。今や世界的人気を誇るブランドは競争率が激しいため、是非ともこういったところに飛び込んでチャンスを掴んで欲しいところだが、RSVPが不要な誰でも入れるようなパーティーや関係者の多いパーティーではよほど気合を入れないと何の収穫も得れないのが現状である。 ファッションウィークの話に戻そう。パリやロンドン、ミラノに比べるとかなり小規模ではあるがきちんとランウェイショーも行われており、メイン会場となった”ewerk”では、HUGOや新進気鋭ブランドのBOTTERなどのショーが行われた。外には巨大なスクリーンが設置され、ショーの直後にすぐ映像で見れるようになっている。











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