
Interview:TOMOYA(FEELFLIP[Vo./Gt.])&IKKE(FEELFLIP[Ba.])

「気の合うメンバーを集めていく中で、今のようなごった煮で何でもありな音楽性に行き着いた」
——まずは、みなさんが標榜されている「Skhaotic」なる音楽性の実態から教えて下さい。 TOMOYA 使い始めて2年ぐらいになるのかな? 名づけ親はインディーズの頃のエンジニアさんだったんです。「お前ら、これはもうスカパンクじゃなくて、スカオティックだよ!!」と。好きな音楽ジャンルもメンバー全員違っていたし、各人の持ってくるフレーズとかも、いわゆる「俺が!!」「俺が!!」って感じなんですよね、自分ら。基本、譲り合いを知らない自己主張の固まりのようなメンバーたちなもので(笑)。だって、こいつ(IKKE)にしても「新しいベース買いに行くわ」と言って、7弦ベースを買ってきちゃうぐらいですから(笑)。 IKKE 出自は確かにスカパンクですけど、それだけにカテゴライズされたくないところもあって。音楽性的に何でもありですから、自分ら。 ——IKKEさんのベースにしても、通例のボトム楽器のみならず、メロディ楽器の役割も果たしてますもんね。 IKKE 僕自身のルーツは、フュージョンだったり、ハードロックやメタルだったりするんです。いわゆる技巧系の音楽というか。そこで、“スカパンクをベースに自分の好きな音楽性をハメ込んだらどうなるんだろう……?”というのが最初はありました。で、自分の要素を徐々に加えていったら、気づけば弦も少しずつ多くなってきちゃってたと(笑)。ボーカルがギターを弾きながら歌っている関係上、どうしてもメロディ楽器が希薄になっちゃうじゃないですか。そこで僕もウワモノ的な部分を補えたらなって。支えつつ、自分のブレイも主張しつつですね、今は。基本、演りたがりなんで、僕。